毎年、このイベントが終わると仲間との結束が強まります。
木、金、土、日と4日間の蕎麦とお酒の祭典、「大江戸和宴2017」を無事終えるコトが出来ました。
今回は、西鶴間増田屋として参戦したわけですが、当店内スタッフは1名のみであり、あと、他のスタッフはすべて外部の人で成り立っています。
普段は製粉していたり、工場で管理を行っていたり、そばとはまったく関係の無い仕事をしている人もおります。
そうした方たちが、この4日間のイベントのために集まって来てくれて、当店の仕事をサポートしてくれるとゆー、去年にも増して信じられない光景が見れるだけでも、参加した甲斐があるとゆーモノです。
ただ、絶対的に違ったトコロが、季節です。
去年、6月という暑い時期から、今年の11月と、寒い時期に変わり、かつ、テントには手打ちスペースで、隣との間にワンクッションあったモノが、無くなる。
さらに、出店店舗は増える一方、ステージを使ったイベントもなし。
唯一の売りは、高橋名人のそば打ち。
なかなか若い人には、波及力が薄い印象は否めません。
他に、スーパーカーイベントや、イルミネーションの青の洞窟を同時に行っておりますが、本当に波及させたい若い人達への「蕎麦」のアピールが、これら他のイベントに期待している他力本願心が見えたのも、気になる点ですね。
これは、我々だけの意見ではなく、他の店舗でも、相当「入り」が良くなかったらしく、ちらほら不満が上がっていたのが、実状です。
とは言え、初日、雨から始まり、最終日は突風までもあった、厳しい季節ではあったモノの、当店の売りであった、カレーそば は、来場者が求めているトコロと合致しており、安定して出すコトが出来ました。
もちろん、去年より並びは悪かったのですが、他にはないブースデコレーションと電飾のクオリティは、フードの魅力とは違った意味でインパクトを与えたのではないかと思っております。
単に、売りたいメニュー、屋号だけを大きく打ち出しても、B級グルメ的な雰囲気になってしまいます。
蕎麦という日本らしさ、和の雰囲気、しっかりと光量計算された、電飾のわびさび、かつ、推しメニューの売りを前面に出しつつ、ほっこり感をしっかりと出すコトが出来ているのも、今年の西鶴間ブースであります。
ご注文を頂いていない来場者さまも、ブースの写真だけはお撮りになられた方も多く見受けられました。
例えば、この顔出しパネルも、蕎麦のイベントを盛り上げるアイテムとして活躍しました。
ま、本来、主催者側がやってしかるべきアイテムですけどね。
中のオペレーションを左右する、道具配置にも、かなり改善をして、まさに、スピードの増田屋 と化しました。
レジを通して15秒という驚異的なご提供時間のお客様も居たほどです。
いくらイベントだとしても、何十分も待たせるのは、せっかく並んでくれたお客様に失礼でもありますので。
総評するならば、気候的に難しい外イベントではあったモノの、しっかりとお客様の目線に立ったご提供が出来たコトが、わたくし店主にとっても、嬉しいコトでありました。
それも、これも、今回のサポートメンバーのおかげであります。
一致団結すれば、どんな状況でもやり遂げるコトができると、大事なコトを教えてくれた、そんなメンバーでした。
お寒い中、ご来場、ならびに、お召し上がり下さったお客様にも、この場を借りて感謝申し上げさせて頂きます。
お蕎麦屋として、怒涛の12月を迎えるコトになりますが、まずは、一人一人のお客様のために、今、ここにあるご提供に集中し、がんばって行きたいと思っております。
こうしたスピリットを持つ、西鶴間増田屋、店舗共々、よろしくお引き立てのほど、宜しくお願い致します。